【海外往来制限緩和の方向】政府 入国制限の緩和方針決定 新型コロナウイルス
日本は本日(6/19)から県をまたいだ移動制限がなくなります。旅行や観光など国内の需要がだんだんと高まってきますね。ただ、首都圏はまだ感染者が発生している状態ですので、行動には慎重でありたいものです。
一方海外の往来についても昨日(6/18)安倍総理大臣がコメントを発表しました。
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NHKニュース記事の抜粋(6/18 18:46)
政府 入国制限の緩和方針決定 新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外国人の入国制限措置をめぐり、政府は18日の対策本部で感染状況が落ち着いている国や地域のビジネス関係者らにかぎり、日本を訪問する前のPCR検査で陰性が確認されることなどを条件に入国を認めるなどとした方針を決定しました。
それによりますと現行の入国制限措置の例外的な措置として、感染状況が落ち着いている国や地域と個別に協議を行い、ビジネス関係者らを対象に入国を認めるとしています。
▽公共交通機関を使用しないこと、
▽日本を訪問する前のPCR検査で陰性を証明することや入国時にも検査を受けること、
▽それにスマートフォンなどの位置情報を2週間保存することなどを、
入国を許可する条件にあげています。
そのうえで、日本人を含めた入国者が2週間の待機期間中にビジネス活動を望む場合は滞在場所や訪問先、面会予定者などを記入した「活動計画書」の提出を条件に待機措置を免除するとしています。
一方、日本人の海外への渡航についても出国前のPCR検査で陰性を証明することなどで、相手国への入国やビジネス活動が可能となるよう協議していくとしていて、今後、唾液を使ったPCR検査の導入や海外渡航者のための新たなPCR検査センターの設置など国内の検査体制の拡充を図るとしています。
政府はすでにタイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4か国と協議を進めていて、この方針に沿って、まずはベトナムとの間で今月下旬にもビジネス関係者などの入国を相互に認めたい考えです。
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まずはビジネス目的の方が対象で1日の入国人数も制限された中での再開になるようです。ピータースミステニスアカデミーがあるオーストラリアも調整国の対象になっています。今後7月にかけて進展が見られることと思います。
●6/18の4カ国の感染状況
対象国 | 累計感染者 | 昨日の新規感染者 |
ベトナム | 335人 | 0名 |
タイ | 3,135人 | 0名 |
オーストラリア | 7,347人 | 0名 |
ニュージーランド | 1,156人 | 0名 |
オーストラリアでは現在3つの規制緩和ステージの2番目にあります。州間の移動が州の判断により一部緩和、今後1ヶ月以内を目処にステージ3へ移行するタイミングを政府が判断する予定です。
ステージ3では国内の移動が自由に行われるようになります。また感染者が少ないニュージーランドとの国境再開なども検討されています。
現時点で日本との国境往来について、はっきりとした規制緩和情報は発表されていません。今後の日本政府との調整に注視したいと思います。
ここしばらくはPCR検査陰性の証明が海外に行く際の必須条件になるかと思います。まず日本においてはPCR検査が手軽に受けられる体制が整うこと、これが海外渡航が許可される第一歩になると思っています。体制を整えるための素早い進展を期待したいところです。
【2020年7月20日更新】